「ムーミン」シリーズの作者と言えば、フィンランドの女性作家トーベ・ヤンソンですが、家族の幸せと自由についての彼女の文章が「ムーミン谷のひみつ」という書籍の中で紹介されていましたので、ご紹介しておきます(書籍では21~22ページ)。
一九七二年の記事で、作者のヤンソンはこう語った。「ムーミンの家族はいたって自然なかたちでしあわせなので、自分たちがしあわせだということさえ知らない。かれらはいっしょにいてしあわせで、互いに自由を与えあう。つまり、ひとりでいる自由であり、自分なりの考えを持つ自由であり、分かちあってもよいと思うまではその考えを秘密にしておく自由である」(「自由とはなにか」)
書籍ではこの後に、この文章に関する著者の富原眞弓さんの解釈が続くのですが、そこまで引用するのはさすがにやり過ぎだと思いますので、割愛しておきます。
ご紹介したトーベ・ヤンソンの文章ですが、おたがいを尊重し合う中での幸せな関係という意味で示唆に富む文章と言えるかも知れません。
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