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[写真加工ソフト] SILKYPIX シリーズ「~11」の各ソフトの特徴と選び方、関連書籍について(2023/08/07更新)

SILKYPIX シリーズ「~11」の各ソフトと関連書籍について

老舗の写真加工ソフト「SILKYPIX」シリーズ。

以前、RAWデータ対応版に限り、第11弾が登場したとご紹介しましたが、その後、JPEG専用版にも第11弾が登場しました。

これにより、すべての SILKYPIX シリーズの最新版が「~11」となりました。

この記事では SILKYPIX シリーズ「~11」の各ソフトとそれらの関連書籍について簡単にご紹介していきます。

「~11」のソフトは3種類

「~11」のソフトは、全部で3種類あります。

内訳としては、RAWデータの加工が可能なソフト2種類(プロフェッショナル版とスタンダード版)、JPEGデータの加工のみ可能なソフト1種類となっています。

価格は買い切り制で、一度購入すれば、そのままずっと使い続けることができます。

なお、RAWデータ対応ソフトには2種類とも、新しいRAW現像エンジンが搭載されています。

「~11」の各ソフトの特徴について

1.RAWデータ対応ソフトのプロフェッショナル版

SILKYPIX Developer Studio Pro11

パッケージ版 :税込28,050円

ダウンロード版:税込22,000円

※このソフトが SILKYPIX シリーズの最上位版にあたります。

 基本機能はスタンダード版と共通ですが、応用機能に関してはプロフェッショナル版のほうが圧倒的に多くなっています。

 (応用機能とは、合成機能や部分補正ツール、修整ブラシやノイズ付加、美肌処理、水中写真用のホワイトバランスなどのことです。ここで挙げた各機能は、スタンダード版には無いものばかりです)。

 スタンダード版との検討方法としましては、応用機能の中にご自分が使いたい機能があるかどうかというところがポイントとなります。

 ある場合にはプロフェッショナル版、ない場合にはスタンダード版というのが基本的な選び方かと思います。

もちろん、将来的に使いたくなるかもしれないから最初からプロフェッショナル版を購入しておく、という選択肢もあり、このあたりは個人によって判断が分かれるところです。

※パッケージ版には、後述の関連書籍「SILKYPIX Developer Studio Pro11/11 ソフトウェアマニュアル」が同梱されています。

 

2.RAWデータ対応ソフトのスタンダード版

SILKYPIX Developer Studio 11  

ダウンロード版:税込13,200円

※応用機能の数ではプロフェッショナル版に圧倒的に劣りますが、基本機能に関しては共通となっています。また、プロフェッショナル版より価格が4割も安いところも魅力です(※ダウンロード版で比較)。

 ふだんRAWをメインに撮影されていて、あまり凝った機能は必要ないという方におすすめです。

※このソフトにはパッケージ版はありません。

 

3.JPEGデータにのみ対応したJPEG専用ソフト

SILKYPIX JPEG Photography 11  

ダウンロード版:税込5,500円

JPEGデータだけ加工できるJPEG専用版です(RAWデータや PNGTIFFなどの加工はできません)(PNG等の場合、いったん JPEGに変換すれば取り扱いは可能です)。

 機能的にはかなり充実しており、前述のRAWデータ対応ソフトのプロフェッショナル版(最上位版)のほとんどの機能を使用することができます。

 旧版(「~JPEG Photography 10」)に無かった新機能としましては

  • 合成モードに「超解像」「多重露光(動体)」を追加
  • 2種類の方法で画像内の不要物を除去できる「修整ブラシ」の搭載
  • 選択した任意の部分の光源にAWBを適用できる「Auto領域指定ツール」の追加

などがあります。

 RAWデータ対応版に比べると、お値段的にもかなりお安くなっていますので、ふだん、RAWデータで撮影することがないJPEGでしか撮影しない)方におすすめです。

※このソフトにはパッケージ版はありません。

 

関連書籍

関連書籍として、RAWデータ対応ソフトのマニュアルとユーザーズガイドが、それぞれ発売されています。

 

1.マニュアル

SILKYPIX Developer Studio Pro11/11 ソフトウェアマニュアル  

 税込3,850円(別途送料660円、ただし購入金額の合計が税込11,000円以上の場合は送料無料)

※プロフェッショナル版とスタンダード版に関するソフトウェアマニュアル本です。

  各ソフトの

 [ヘルプ]>[ソフトウェアマニュアルを開く]

から閲覧できるソフトウェアマニュアルと同内容ですが、書籍の形で手元に置いておきたいという方におすすめです。

※「~Pro11」(プロフェッショナル版)のパッケージ版にはこの書籍が同梱されています。パッケージ版を購入される方は、わざわざこちらの書籍を別途、購入される必要はありません。

 

2.解説書

SILKYPIX Developer Studio Pro11/11 ユーザーズガイド  

 税込3,300円(別途送料660円、ただし購入金額の合計が税込11,000円以上の場合は送料無料)

※プロフェッショナル版とスタンダード版に関する解説本です。

 (カラー129ページ、A4サイズ)。

サンプル用のPDFデータを見ましたが、実際の操作画面の画像や、加工前・加工後の実例写真などが多く掲載されており、読みやすそうな印象を受けました。

 

初心者の方に:RAWとJPEGについて

デジカメの画像を保存する際のファイル形式はRAWとJPEGが2大巨頭です。

RAWデータは画質もよく加工の自由度も高いのですが、ファイルサイズが非常に大きくなりますし、RAWデータの加工に対応したソフトでないと加工ができません(しかもカメラメーカーごとにファイル形式が違います)。

一方、JPEGはRAWデータに比べると画質や加工の自由度で劣る部分があるのですが、通常の使用ではほぼ問題ありませんし、ファイルサイズも小さくて済むという利点があります。

 

まとめ(選び方)

ここまで見てきましたようにSILKYPIX シリーズ「~11」には3種類のソフトがあり、それぞれで出来ることと価格が違います。

 

JPEGだけ加工できればよいという方は「SILKYPIX JPEG Photography 11」を選ばれるとよいでしょう。

価格が安い一方で、プロフェッショナル版のほとんどの機能を使うことができるなど、機能的にも優れています。

 

RAWデータの加工をご希望の方は、凝った加工をしたいかどうかでおすすめのソフトが変わります。

それほど凝った加工をする予定がない方はスタンダード版にあたる「SILKYPIX Developer Studio 11」を、

さまざまな機能を使って凝った加工をしてみたい方はプロフェッショナル版(最上位版)にあたる「SILKYPIX Developer Studio Pro 11」を

購入されるとよいでしょう。

よりくわしくは公式サイトの情報をもとにご検討いただければ幸いです。

 

デジタルカメラをもっと楽しむなら!【SILKYPIX Developer Studio Pro11】  

 

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